【きのこ川柳】2022年春 四半期大賞発表

いつも、きのこ川柳に多くの作品をご応募いただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、2022年1月〜3月のノミネート作品の中から四半期大賞を発表します！

選　評

雪が静かに降り積もる、冬の情景が想起される一句。“傘に積もる雪の情景”が記憶の中の “みぞれ椎茸”と重なったのは、思い出の味だったからでしょうか。寒い中で“みぞれ椎茸”を思い出す丸倶さんの姿を想像すると、ほっと寒さが和らぎ、ぬくもりを感じるようです。特に今年は寒さの厳しい冬でしたが、そんな冬も愛おしく思える風情のある句だと思い、大賞に選出させていただきました。

おめでとうございます！
受賞された丸倶さんには、1万円のギフト券を贈呈いたします。

選　評

鍋を囲む温かな家族の情景が想起されると共に、家族に美味しい鍋を振舞おうと意気込むお父さんを「ビッグボス」と表現することで、威張らず、けれども威厳や愛情があり、家族からも愛されているお父さん像が感じられる一句。きのこ鍋には、家族の健康への願いも込められているのでしょうか。家族で囲む食卓を通し、健康で元気な毎日をお送りいただきたい、そんな思いも込めて選出させていただきました。

選　評

初めてのお孫さんを愛おしく思う気持ちや、おじいちゃん、おばあちゃんの優しいまなざしが想起される一句。「動画」という言葉には、コロナ禍で直接会うことができず、画面上での交流だけになっているもどかしい気持ちも込められているのかもしれません。早く、気兼ねなく会いたい人に会える世界が来ることへの願いと、お子さんの健やかな成長を応援したいという思いを込めて選出させていただきました。

選　評

受験合格には「心」と「体」の両方が大切、というメッセージを、緊張と深い関わりのある「腸」、腸と深い関わりのある「菌」を交えて詠んだ、ウイットに富んだ一句。今の時期は受験が終わり、新しい道を歩み始める時期。新しいスタートを切った方、これから受験が始まる方、それぞれが「心」と「体」を整えて望む道をしっかりと歩んでいただきたい、そんな思いを込めて選出させていただきました。

おめでとうございます！
ホクト賞を受賞されたさごじょうさん、ＷＷＣさん、しーちゃんさんには、 5000円のギフト券を贈呈いたします。

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