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トレンドコラム

試してほしい!インナーの重ね着テクニック

 
冬のオシャレを楽しむ時に、我慢したくないのが「寒さ」そして「冷え」ですよね。
ヒートテックなどの薄くて暖かい素材が多く出ている昨今ですが、ロケ撮影なども多い伊藤さんがオススメするのはインナーの重ね着と、なんと腹巻き。そして、隙間から入ってくる冷たい風を少しでもシャットアウトすることがポイントだと教えていただきました。また、今年のトレンドファッションには、あったか対策の王道アイテムがマッチするそうです。今週の「きのこで菌活」では、暖かい料理で体の中から温める方法をお伝えしていますので、そちらもあわせて、寒さ対策を実践してみませんか。
 

 

—————— 教えてくれたひと ——————

伊藤彩香(Ayaka Ito)

共立女子大学家政学部被服学科、バンタンデザイン研究所CSコーススタイリスト科卒業。3年間の専属アシスタント期間を経たのち、現在は、ファッションスタイリストとして活躍中。酒井若菜さんなど女優のタレントのスタイリングをはじめ、「SEDA」などのファッション誌、グラビア、TV、広告など幅広いメディアでスタイリングを担当。
http://ayaka-ito.com/stylist/

 

空気の層をつくって冷えをシャットアウト

 
「冷えを感じるのは、冷えた空気が洋服の間から入ってくるせいであることが多いですよね。王道のテクニックですが、発熱する素材や空気を通しづらい薄手のインナーを中に身に着けて空気の層を作って冷えた空気をシャットダウンすることが第一です。今期のファッションはざっくりとした素材のニットやルーズなシルエットのものが多いため、腹巻きやインナーなどをこっそりつけても表に響きにくいんですよね。ですから、モデルさんのロケ撮影などの際にも、とってもありがたいんです。」
 
タイトな洋服だと、中に着込むことができませんが、今年のファッションでは「表はオシャレに、中はしっかり温めて」が簡単に実現できるのだそう。可愛い腹巻きやインナーも多く発売されているので、今年の冬はインナーから可愛らしいものを選んで、気分を上げ行くのがおすすめと伊藤さんは話します。

 
「ちなみに、私は趣味で海釣りに行くことがあるのですが、冬の海釣りには防寒必須なんです。まず、ストッキングを履いて、薄手のタイツを履いて、さらに厚手のタイツを履いてからズボンを履きます。上も、ヒートテック2枚重ねにタートルネックなど、かなり暖かくしていきます。さらに、海釣りの時に限らず、腹巻きはマストアイテム。お腹を温めると、体が冷えないように思うので、毎日と言っていいほどつかっていますよ(笑)」
 
おしゃれ上級者の伊藤さんも愛用する腹巻き。意外と愛用者も多いのだそうです。今週の「きのこで菌活」でもオススメしているあったかスープともあわせて、冷え対策を欠かさないようにしたいものですね。

 

冷えを感じやすいポイントを押さえて、さらに防寒力をアップ!

  大判ストールを駆使してあったかく
「体には冷えを感じやすい部分があるんですが、ご存知ですか。特に、首元や足首などは冷えを感じやすい部分なんです。ですので、ソックスや大判のストールなどを、洋服にコーディネートすることで温めながらのおしゃれを楽しむことができます。例えば、ソックスは短めのブーツの裾からすこしくしゅくしゅっと足元に寄せて出せば、少し肌も見え、ルーズな感じがファッションにもマッチします。それに色や柄も豊富なので、手持ちのシューズに合うものを見つけやすいんですよね」
 
また、ストールはカラーもサイズも豊富な上に、折りたたんで持ち運べることから、おしゃれ初心者さんにも使いやすく、さらに防寒にもなる、とっても便利なアイテムです。伊藤さんも愛用しているそうですが、具体的にはどのようにコーディネイトしているのかをお伺いしました。

 

◇ 伊藤さん流! ストールの着こなしポイント ◇
大判ストールを羽織る
室内と寒い外の温暖差が激しい時などに便利なのがこの方法。さっと羽織るだけで防寒になります。羽織ることが多い方は、長方形の大判ストールを選ぶと良いと思いますよ。
 
大判ストールを駆使してあったかく
 
大判ストールを首に巻く
首回りが寒いなという時には、この方法がオススメ。外に長くいる時や、風の強い日、電車に乗り降りする時などささっと首回りに巻き付ければマフラーの代わりになります。意外とファッションのアクセントにもなって重宝しています。正方形の大判ストールが巻きやすいですよ。個人的には、ざっくり巻いてしまうのですが、例えば首にくるりと一回巻いてから片一方の端だけピンで留めると、ルーズさも出ておしゃれな感じになります。
 
大判ストールを駆使してあったかく
 
ファッションへのあわせ方は自由にアレンジ
上記二つの王道の使い方だけでなく、寒い時にささっと使えるのがストールの良いところです。巻いたり、羽織ったり、ひざ掛けにもなったりします。また、素材も厚手・薄手と多様にあるので、お好きなものを探してみてくださいね。

 

インナーは素材にこだわって、肌にやさしくあったかく♡

 
素肌に触れるインナーアイテムは素材にもこだわりたいものです。伊藤さんがオススメするのが天然素材もの。コットン100%など肌触りのいいものを選ぶようにしているそうです。
 
「保湿性の高いコットンの肌着は、肌にもやさしくあたためてくれます。また、絹製の五本指ソックスなどは、肌にあたる質感もよいだけでなく、足の指の血行が悪くなるのも防いでくれるもの。ファッションの中にさりげなく取り入れると、体も喜びます。読者の皆さんもすでにお気に入りのあったかインナーがあるかもしれませんが、一度コットンのものをぜひ試してみてください。何人かその心地よさにハマる人がいるはずです(笑)」
 

今月は、秋冬に向けて楽しみたいファッションのトレンドについて紹介しました。いかがでしたか?
寒くなると、家にこもりがちになってしまいますが、流行のアイテムを上手に温かく取り入れながら、冷え知らずでオシャレを楽しみましょう。

【今週更新!きのこで菌活。】

今週の「きのこで菌活。」コラムでは、冷えやストレスからくる不調に関する菌活をご紹介します。
 
今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

きのこの具だくさん骨太オムレツ

ケガをせずに良いパフォーマンスを発揮するためにも、土台となる骨を丈夫にすることが大切です。きのこに豊富なビタミンDは、骨の主成分であるカルシウムの吸収を高める栄養素のため、チーズやしらすと合わせて骨づくりを助けます。また、卵に豊富なタンパク質は骨の材料となるので、成長期やアスリートの身体づくりにぴったりです。

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