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トレンドコラム

お肌を「紫外線」&「大気汚染対策」から守ろう

菌活とUVケア内面的なストレスだけでなく、環境から受ける「外的ストレス」も美容と健康の大敵!
今週の「きのこで菌活。」では、カラダの内側から紫外線対策をする方法をご紹介していますが、トレンドコラムでは、最新の「UVケア」情報をご紹介。しっかり対策して、肌ストレスを撃退しましょう♪
そして、やはり大切なのは、お肌自身のチカラ。日々の菌活とUVケアで、この夏は、うるおい美肌を目指しませんか?

 

小川由紀子■ ■ 監 修 ■ ■
小川由紀子 美容エディター
大学在学中から、美容ジャーナリスト・木更容子さんのもとでアシスタントを務め、美容エディターとして独立。『SPUR』『non-no』など、モード誌からティーン誌に至るまで、ビューティページの総合ディレクションを担当。
メイクやネイルのテーマを得意とする。SPUR.JPでブログを連載中。

 

紫外線がお肌に悪いのはどうして?

この季節は一番UVが増加するとき「紫外線が肌によくない」ということはよく知られていますが、種類によってその影響が異なることはご存じでしょうか?
紫外線には波長の長さによって「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波、「UVC」=紫外線C波の3種類があり、波長が短いほど肌に与える影響が強いといわれています。
このうち、もっとも有害なのは「UVC」ですが、今のところ地球を取り巻くオゾン層が吸収してくれるため、私たちのもとに届くことはありません。「UVA」は肌の奥深くまで届き肌を黒くする紫外線、「UVB」は表皮に作用して肌に赤い炎症を起こす紫外線です。

スキンケアそれぞれ、季節によって変動が激しく、3月頃からだんだん増え始め、「UVA」は5月に、「UVB」は7月・8月にピークを迎えます。とはいえ、冬でもUVAではピーク時の2分の1、UVBは5分の1も存在しますから、油断は禁物。また、太陽光が射さない雨の日や曇りの日でも紫外線はありますし、晴れの日ともなれば、照り返しで360度紫外線にさらされることに……。思わぬ日やけをしないよう、紫外線ケアは早め早めが基本なのです。

 

kinokoまた、万が一紫外線を受けてしまった時にも役立つのが「きのこ」。きのこは一般的な野菜に比べ、炭水化物を燃やしエネルギーにかえるビタミンB1、髪・皮膚・爪の再生に関わるビタミンB2、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富に含まれているので、日焼けをしてしまったお肌のターンオーバーにも役立つんですよ。【詳しくは「きのこで菌活。」もチェック】

 

知っておきたい「SPF」と「PA」

「SPF」と「PA」もうひとつ、UVケアの基礎知識を。
日焼け止めには「SPF」と「PA」という表示が記載してありますよね。この2つの数値は、紫外線防止効果の高さを示すもので、UVケア用品を選ぶ際の基準になります。
「SPF」は、Sun Protection Factorの略で、何も使用しない場合の何倍の紫外線量をカットできるかを示したもの。数値が大きいほど紫外線カットの効果も高くなります。
一方「PA」は、Protection Grade of UVAの略で、紫外線のうち特に「UVA」に対する防止効果を示したもの。「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で表示され、「+」の数が多いほどUVAの防止効果が高いことを示しています。
ただし高い効果を発揮するSPF50の日焼け止めを使っても、落ちてしまっては意味なし。
夏でも日常生活の範囲であればSPF30程度のものでよいので、こまめに塗り直すことが大切です。
また、最近では大気汚染による肌の影響をブロックしてくれる効果のあるものも。自分の状況にあったUVケアを見極めましょう!

 

テクスチャー、コスパ、携帯性……。UV対策コスメ、最新情報!

スキンケアひとくちに「UVケア」と言ってもそのアイテムは様々ですが、必ず持っておきたいのはUVカット効果のあるパウダリーファンデーション! 外出先での塗り直しには、液状の日焼け止めよりもこちらのほうが便利です。皮脂吸着効果があるものを選べば、メイクそのものも崩れにくくなりますよ。

スキンケア体に塗る日焼け止めとしては、塗りやすいのがいいですよね。
ポール & ジョー ボーテの「UV ボディ プロテクション」は、するする伸びて白く残ったりせず、香りも良くOKです。もう少しリーズナブルなものなら、さらさら質感のニベアサン「プロテクトウォータージェル SPF35」も優秀。日焼け止め特有の匂いが少なく、普段使いにおすすめできます。
また、スティック状の日焼け止めも塗り直しがラクで人気が出始めていますし、ディオールやランコムなど外資系ブランドは独自のノウハウで高機能な傾向。テクスチャーの軽さ、コスパ、携帯性、機能性……選ぶポイントはさまざまですが、テスターで使用感をしっかり確認して、自分のベストUVケアコスメを探してみてください。

 

ポイントは「塗り直し」!UVケアを成功させる方法は?

UVケアクリームせっかく自分に合ったUVケアコスメを手に入れても、使い方が誤っていたらその効果も半減。紫外線対策は、とにかく油断が禁物です。紫外線は、短い時間でも体内に蓄積されますから、ポイントを押さえてしっかりブロックしましょう!
 
日焼け止めの鉄則は「落ちたら塗り直す」こと。夏場は汗をかきやすく、気付かないうちに落ちてしまいがちです。顔で落ちやすいのは、髪の生え際や小鼻の横。塗る前に軽くティッシュオフして皮脂を抑え、キワまで念入りに塗ってあげてください。
ただしあまりにも厚塗りしすぎると、逆に崩れやすくなりますのでご注意を。
カラダに塗るときは、塗り残しのないようにしてください。晴れの日は特に照り返しで360度紫外線にさらされることになりますから、二の腕の内側やひざのうらなど、全身をブロックすることが大切です。サンダルを履くときには足の甲にもお忘れなく。

UV対策これほどUV対策を勧めるのは、どれだけ菌活で美肌づくりをがんばっていても、日焼けをしてしまったらリカバーするにも努力が必要だから。紫外線対策は、とにかく「焼けないようにする」のが第一です。UVケア以外で、紫外線に対抗する手段を挙げるとしたら「保湿」でしょうか。牛乳をたっぷり浸したフレンチトーストは、乾いた食パンに比べて焦げめがつきにくいですよね?
それと同じで、潤っている肌は焼けにくいもの。夏場でも保湿をしっかりすることと、規則正しい生活で肌のターンオーバーを促すことは基本中の基本。
 
菌活で「肌のバリア機能」をきちんと整えて、さらにUVカットをしっかりすれば、肌ストレス対策も万全ですよ!

参考リンク:日本化粧品工業連合会ホームページ http://www.jcia.org/n/pub/use/c/

 

▼▼きのこで肌のターンオーバーを促す!▼▼詳しくは「きのこで菌活。」をチェック!

 

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