PAGETOP
トレンドコラム

【自分のための心理学】イメージトレーニングで理想の自分へ!

出会いの季節に向け、今から自分磨きをがんばろうと思っている人は多いのではないでしょうか。外見を整えたり、健康を目指すことはもちろん、いつも前向きで相手や周りの人に優しい人になるには……?今週は、メンタルコーチとして、日々“女性の内外面を磨く”ための指導をしているワタナベ薫さんに“リアル”イメージトレーニングという自分磨きの方法を教えていただきました。効果は抜群、ぜひ試してみてください!そして今週の「きのこで菌活。」では、そろそろ始まる花粉症に対する予防の方法をお話していますが、心の健康が整ったら、次は菌活で体の調子も整えましょう。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

ワタナベ薫(Kaoru Watanabe)

ワタナベ薫(Kaoru Watanabe)

1967年生まれ。株式会社WJプロダクツ代表取締役。美容、健康、メンタル、自己啓発、成功哲学など、女性が内外面からキレイになる方法を、独自の目線で分析して配信しているメンタルコーチ。2006年から始めたブログ「美人になる方法」(http://wjproducts.seesaa.net)は1日5万人が訪問、所属する美容ブログのカテゴリでは6年連続人気No.1というカリスマブロガーとしても知られている。過去のつらい経験を通しての、決してきれいごとではないメッセージが、「ワタナベ節」として20代から60代まで幅広い年齢層の女性の支持を集める。3年間で取得したメンタル系のディプロマは15を超え、現在は女子大生になろうと目論む。

 

理想に最短距離で近付く「“リアル”イメージトレーニング」

リアルイメージトレーニング

ワタナベさんが講師を務めるワークなどで、まずやることが「理想を明確にすること」。現在の自分に不満があっても、具体的な理想像がないという場合も多いのだそうです。そんなときは「ロールモデル」を考えてもらうのがワタナベさんのやり方。
 
ゴールさえ決まってしまえば簡単なんですよ。自分がなれるとしたらどんな人になりたいのか? 芸能人でもいいですし、歴史上の人物でも、身近にいる人でもいい。シンプルに、ロールモデルを真似していくだけでどんどん理想に近付いていきますから」
 
目指すべき姿が見えてきたら、次にやるべきはイメージトレーニング。「強く思うだけで願望がかないやすくなる」など、理想の姿を具体的にイメージすることは目標への近道、という話はよく聞きます。でも、ワタナベさんはもっと強力な、その名も「“リアル”イメージトレーニング」を推奨しています。
 

実際に触れることで願望を叶える「“リアル”イメージトレーニング」

たとえば「この車がほしいな」と思ったら、実際に試乗してしまったり、「7号サイズの服が着たい!」と思ったら、実際に買ってしまうという、ワタナベさん独自の方法。頭でイメージするだけでなく実際に体験することで、モチベーションが飛躍的に高まります。

 

「私自身、この効果を体感しています。昔、『脚が細くなりたい』と思って、いつもはLサイズを履いているのに、Mサイズを買って無理やり履いていたんです。すると、不思議なもので段々やせてきて、無理なく履けるようになったんです。そこからだんだんサイズを下げていって、今ではXSを履いている。強力な効果がありますよ」
 
もちろん“リアル”イメージトレーニングは、ファッションや美容に効果的というだけではありません。前述した「ロールモデル」が身近にいれば直接交流してみる、会えないような人ならその人の著書を読んで実践してみるなど、どんなことでも、まずは体験することが大切なことだと言います。
 
「意識していなくても、憧れている人の言動や考え方、ファッションまで、真似したくなるものなんです。だからこそ、実際に近い場所にいることが、理想を叶える近道になります。『成功者になりたかったら交流をもて』なんて、ビジネスの世界で言われているのも同じことですね」


 

自分にも他人にも優しくなれる、とっておきの方法

 
リラックス
 
今月の「きのこで菌活。」のテーマ、「いたわり」についても聞いてみました。他人をいたわれる、優しい心を持つ女性になるには、どんなことに気をつければいいのでしょうか? その問いに、ワタナベさんはこう答えてくれました。
 
「まずは、自分が楽しむこと、自分が心地よくいることが何より大切だと思います。1週目に『ミラーニューロン』の話をしましたが、『相手を癒そう』と頑張ってしまうと、無理していることが伝わってしまうんですよ。そもそも『癒し』って、受容し共感するということ。もしも相手が悩んでいたら、こうしたらいい、ああしたらいいと解決しようとするのではなく、リラックスして、ただ一緒にいるだけでいいんです。『そうだったんだ、大変だったね』って」
 
さらに、自分を大切にするための方法もうかがってみました。ワタナベさんいわく、多くの人は「できなかった」ことで自分を責めてしまう傾向にあるのだそうです。たとえば、コップに1/3の水が入っているのを見て、「1/3しかない」と思う人と「1/3もある」と思う人を比べると、約7割は「しかない」と思ってしまうのだそうです。
 
「よくセミナーなどで『自分の長所を書き出してください』と言うんですが、まったく出てこない人もいます。そういう人は、逆に『短所を書き出して』というと、ぶわーっと出てくるんです。でも、短所って、実は長所の裏返しだったりするんです。だから、たくさん出てきた短所を、長所に変換する。これを『リフレーミング』と言います」

 

短所が一瞬にして長所になる!「リフレーミング」

リフレーミングとは、物事は捉え方次第で異なる価値を持つという考えのもと、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、違う枠組みで捉え直す手法。メンタルトレーニングやカウンセリングで使用されています。

 

「たとえば、私の場合、飽きっぽくて大雑把なんです(笑)。でも、『飽きっぽい』は『好奇心旺盛』とも言えるし、『大雑把』は『おおらか』とも言えるでしょう。ないものを見るのではなく、あるものを数えるようにするんです。そうすると自分のことを肯定的に考えられるようになりますよ」
 

自分を肯定的に捉えられれば、自信がついてきます。そのことは、姿勢にも表れるのだそう。自信がない人は背中が丸まって下を向いているけれど、前向きな人は姿勢が正しく、目線は上向き。姿勢を正すだけでも、気持ちがポジティブに変化するのだそうです。悩みを抱えている人は、ぜひ試してみてくださいね。

 

【次週はいよいよ最終回、「家族のための心理学」をお届けします。お楽しみに!】

 

 

【今週更新!きのこで菌活。】

この時期に心配な体の不調には「きのこで菌活」。風邪やインフルエンザ予防の方法をご紹介いたします。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

生どんこと新玉ねぎのホイル焼き

寒暖差から体調を崩しやすくなったり、自律神経が乱れて気分が落ち込みやすくなったりするこの時期。きのこに豊富な食物繊維は腸を整えることで、腸に多く集まる自律神経を整え、心の健康を応援します。存在感のある生どんこのジューシーさと新玉ねぎの甘味がマッチした春の訪れを愉しむ一品です。

レシピを見る