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きのこで菌活。

【乾燥肌が悩み】ビタミンB群で健康な肌へ


 
空気の乾燥に加え、暖房機器の使用による乾燥…。この時期はお肌の調子が悪くて仕方がないと言う方も多いはず。
化粧品でのケアだけでなく、毎日の食事から乾燥を改善することも重要です。
今週のトレンドコラムでは、オシャレをひきたてる顔周りの小物などを使ったコーディネートについてお伝えしていますが、そんな小物アレンジが映えるのも潤いある健康的なお肌があってこそ。今週は、乾燥肌に関する改善方法を、管理栄養士の松原先生にお伺いしました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

プロフ写真_松原

松原郁実(管理栄養士/健康食育シニアマスター)

ヘルスケア系企業、総合健康保険組合で生活習慣改善支援、ダイエットサポート、健康セミナー業務に携わる。現在は働き盛り・キレイになりたい世代の男女に向けて、忙しい毎日の中でも賢く・おいしく・楽しく食べるコツを提案している。

 

お肌のインナービューティーケアはビタミンB群

—— 編集部:この時期の乾燥は、本当にお肌にとって天敵ですよね。

—— 松 原:お肌がカッサカサ・・・顔は白い粉がふき、手足は乾燥を通り越して痒みに悩まされる、という状況の方もすでにいらっしゃるのではないでしょうか。

—— 編集部:お肌の状況は様々だとしても、いつでもどこでも乾燥対策をしたいと考えてしまいます。何かいい方法はありませんか。

—— 松 原:屋外の空気が乾燥しているだけでなく、身体が冷えないようにと屋内で使用している暖房が影響してさらなる乾燥を招くこともあるんです。そこで、寒さが増してお肌の乾燥がひどくなる前に、身体の内側からお肌の乾燥を防ぐ食事に気をつけてみてはいかがですか。

—— 編集部:日頃の食事から、少しずつ対策をするということですね。どんなものを食べるのか良いか、ぜひ教えてください。

—— 松 原:積極的な摂取をおすすめしたい栄養素は肌を健やかに保ってくれるビタミンB群です。きのこには一般的な野菜に比べ、ビタミンB群が豊富に含まれていますのでおすすめの食材ですね。(日本食品標準成分表2015年版(七訂))

 

ビタミンB群の賢い摂り方をお教えします。

—— 編集部:ビタミンB群という言葉はよく聞きますが、具体的にどんなものを指しているのですか?

—— 松 原:ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、パントテン酸、ナイアシンの総称です。働きは、各々がお互いに助け合い、エネルギーをつくり出したり神経や皮膚をつくるサポーターになっています。食べたものを新しい肌に作り替えるには欠かせない栄養素なんです。

—— 編集部:神経や皮膚を作るということは、お肌のターンオーバーを促してくれたりするのですね。寒い時期はカサつきが気になるだけに、意識して積極的に摂りたいですね。どんなお料理でいただくのが良いですか。

—— 松 原:ビタミンB群は水溶性ビタミンであるため、体内に貯蔵しておくことは出来ません。余分な分は尿と一緒に排出されるんです。そのため、毎日コンスタントに摂ることが大事。また、調理中に水に溶け出すことも多いので、ビタミンB群を無駄なく摂るには、「蒸す」などの調理方法がおすすめです。秋冬に美味しい旬の味覚、鮭などの食材とあわせていただくのもいいですよね。

 

美肌に嬉しいきのこ

—— 松 原:細胞の再生や新生を促す栄養素は、ビタミンB群の中でもビタミンB2が挙げられます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の再生に関わり、健康な肌を維持します。

—— 編集部:ビタミンB2もきのこの中に含まれていますか?

—— 松 原:はい、もちろん! 保水性を高めると言われる「トレハロース」という成分も含まれていますし、乾燥肌が気になる方には特にオススメしたい食材です。今年の冬は美容に嬉しいビタミンB群を賢く摂りましょう!

 

おすすめレシピ

細胞の再生や新生を促すビタミンB群たっぷりのきのこと、抗酸化作用のあるアスタキサンチンを含む鮭でキレイを作りましょう♪

 

【次週は、【なんとなく不調が続く方に…】あたたか料理で胃腸を冷やさない対策を。をお届けします。お楽しみに!】