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きのこで菌活。

カラダの基盤・骨を強くする!

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今週のトレンドコラムでご紹介している「プチ瞑想」、やってみましたか?
健康的なカラダと心のバランスを整える「瞑想」ですが、今週の菌活コラムでは、そんな心のリラックスにも役立ち、カラダの基板でもある「カルシウム」ときのこの組み合わせに注目。
カラダづくりには欠かせないこの栄養の役割や、きのこに豊富なビタミンDとの組み合わせを、管理栄養士の三城円さんに伺いました。

 

三城円さん■ ■ 監 修 ■ ■
三城円(さんじょうまどか)
管理栄養士、San-CuBic代表

容姿コンプレックス・ダイエット・摂食障害等さまざまな経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、ひとりで苦しんでいる人が多いことを知り、“食事の相談できる人や場所が必要だ!”と感じ、パーソナル管理栄養士として食生活相談をスタート。
“理想の自分”を手に入れるために、食という手段を用いて、おひとりおひとりに寄り添えるパーソナル管理栄養士として、あなただけの“食の軸”を見つけていく活動を行っている。

 

カルシウム、その効果にご注目

201504vol1_02「現代人に不足しがち」といわれる栄養素は多々ありますが、その代表と言えるのが「カルシウム」です。その99%が美容に大切な歯や骨を構成し、残り1%は体液、筋肉、神経に存在して、気持ちを落ち着かせる働きやカラダの生理機能を調整しています。このようにカラダづくりに大切な栄養素にもかかわらず、1日の摂取推奨量650㎎(※1)に対して、実際の平均摂取量は486㎎(※2)と大幅に下回っているのが現状です。

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食事の量やカロリーを減らすダイエットで体重が減っても、それは自分自身の身を削ってスカスカにしているだけなのかもしれません。また、骨の代謝スピードはゆっくりで、骨が弱くなってからカルシウムを補っても手遅れに……。人間のカラダは、骨、筋肉、脂肪からつくられていますが、面積あたりの重量がもっとも重いのが「骨」。カルシウムはまさにカラダづくりの基盤、健康的で美しい体を手に入れるために重要な栄養素なのです。

 

ビタミンDで骨から美人

201504vol1_03骨を強くする食品として多くの方がイメージするのが、牛乳をはじめとする乳製品ではないでしょうか。それ以外にも、豆腐や納豆などの大豆製品、小魚やひじき、小松菜やチンゲン菜などの緑黄色野菜も骨を強くする優れた食品です。とはいえ、カルシウムはカラダに吸収されにくい栄養素のため、そればかりを摂っていても十分ではありません。

201504vol1_03おすすめしたい摂り方は、きのこに多く含まれている「ビタミンD」と一緒に摂ること。ビタミンDには腸や腎臓からのカルシウムの吸収を促進したり、骨へのカルシウムの沈着を促す働きがあります。
また、日光を浴びることで体内で生成されることから“太陽のビタミン”と言われているため、日中は屋内にいて陽の光を浴びる機会が少ない人には特に必要な栄養素です。
このビタミンDのほかにも、代謝を助けるビタミンB群や腸内環境を整える食物繊維など、カラダづくりに効果的な栄養素がきのこにはたくさん。牛乳を使ったホワイトカレーなどスペシャルメニューで、骨から美人を目指しましょう。

 

おすすめレシピ

カルシウムも多く含まれる白カレー。忙しい日にもうれしい時短菌活メニューです。

 
※1「日本人の食事摂取基準2015年版」
※2「平成25年度国民健康・栄養調査」