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きのこで菌活。

「菌活」で薄着に備えるボディ作りをしよう

菌活とは菌の力を利用した食品を食べることで、健康やキレイを目指し、もっとイキイキとした生活を送ろう!というものです。
チーズ、ヨーグルト、味噌、きのこなどの食品はビタミンや豊富な栄養を含むことから、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の味方です。

その中でも、きのこに注目してみてください。

「菌」という字の訓読みは、なんと「きのこ」。実は、きのこは菌をそのまま食べることができる唯一の食材なのです。きのこは低カロリーなのはもちろん、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立つ優れものです。さらに、様々な美容・健康機能の研究も進んでいます。さらに旨みもたっぷりで、どんな料理にも相性がよく、いつもの食事にきのこを入れるだけで簡単に、手軽に「菌活」ができるのです。毎日の美容と健康は、食事から。さぁ、毎日きのこで菌活続けましょう!

菌活についてもっと詳しく知る!

今月のきのこで菌活
vol.3「菌活」で薄着に備えるボディ作りをしよう

さて、6月に入り梅雨の季節がやってきました。雨が続いて室内にいることが多くなると必要以上に食べてしまったり、運動不足が続いたりして太る原因に。しかし梅雨が終わると体のラインがはっきりと出る薄着の季節“夏”がやってきます!今年こそは自信満々でスレンダーな夏を迎えたいところ。そこで今回は夏に備えて健康的なダイエットボディを目指す為の「菌活ダイエットのコツ」をお伝えしたいと思います。

きのこのデトックス力で代謝の底力を上げる

まず、ダイエットを始める前に行いたいのは体の老廃物を排出する作業=デトックスです。

不規則な食生活で溜まった体内の老廃物をスッキリと排出することにより、ダイエットに必要な栄養素の吸収率や体の代謝を上げ、脂肪を燃焼しやすい体の土台を作っていきます。

その為には、普段の食生活を見直してデトックス力のあるきのこを摂取するのが良いですが、その中でも特におススメなのが食物繊維を多く含む食品であるエリンギです。

エリンギは低カロリーで食物繊維を多く含んでいます。食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるので、腸をデトックスし、“ポッコリお腹”の改善効果も期待出来ます。エリンギを摂取することにより排便回数が増えた方がなんと90%以上という研究結果も出ており、便秘改善効果が期待出来ると言われています。※1

また、きのこには梅雨時期に悩む人が多いむくみ予防の栄養素である“カリウム”も含まれていますので、体の老廃物をデトックスするにはもってこいの食材です。

“食べ応えをアップ”して我慢せずにダイエット

ダイエット中に最も挫折しやすいのが「我慢しすぎる」ことによってストレスが溜ってしまうことです。食事を制限する「食べないダイエット」はストレスを溜めて暴飲暴食に繋がりやすくなるだけではなく栄養不足によって必要な筋肉までも減らしてしまう恐れがあります。そこでおススメなのが低カロリーで食べ応えのあるきのこを最初に食べることです。

ダイエットの為には「夕食だけでも炭水化物を控える」のもコツの一つですが、どうしても食べたい時は先にきのこを食べると、その吸収を阻害し太りにくくしてくれます。また咀嚼回数を増やすので満腹中枢を刺激し食べ過ぎを防止してくれます。

さっぱりメニューで、体脂肪を燃焼

さて、ダイエットをする為にはビタミン、ミネラルなどの代謝を促す栄養素もしっかりと摂る必要がありますが、毎回沢山の品数を作るのは大変ですよね。そこで、おススメなのがたっぷりのカラフルな野菜+茹でたきのこを組み合わせた「さっぱり系野菜サラダ」です。野菜のビタミンCやA、きのこのビタミンB2、B1などをしっかり摂って体の脂肪燃焼を助けましょう。そしてなんといってもきのこは低カロリー!ドレッシングは脂質が多いのでポン酢や、麺つゆをかけるなどしてさっぱりと仕上げるのがポイントです。夏にピッタリの生春巻きにしたり、麺やごはんと合わせるなど、いろいろなメニューにも活用できますよ。他にもスープの中に、魚介類、野菜、きのこをたっぷり入れて「具だくさんスープ」にするなどして“さっぱりメニュー”を食べながら必要な栄養素もしっかり摂っていきましょう。

今年はきのこを活用しながらしっかり食べる「菌活ダイエット」で健康的で美しい体を手に入れて、楽しい夏を迎えましょう!

【監修】管理栄養士 川村郁子先生

  • ※1:便秘改善効果 日本応用きのこ学会第6回大会(2002年)

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