close
きのこで菌活。

今年のキレイは、「菌活」で手に入れる!


 
あけましておめでとうございます。今年も「きのこらぼ」をよろしくお願いいたします。

みなさん、「今年の抱負」はもう決めていますか?
「ずっとやってみたかったことにチャレンジしたい!」「パートナーにキレイだと言わせてみせる!」など、その内容はきっと人によってさまざまでしょう。でも、その元になるのは、自分自身が健康でいきいきとしていること。今週のトレンドコラムでもお伝えしているように、理想の自分に近付いていくために新しい目標をもったり、新しい習慣を始めたりするには、“新年”は良いきっかけです。
そこで今回は、「きのこで菌活」の効果について、あらためておさらいしましょう。管理栄養士・料理家の磯村優貴恵先生が教えてくださいました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

磯村優貴恵

磯村優貴恵(管理栄養士・料理家)

関東学院大学人間環境学部健康栄養学科卒。大手ダイエットサロンに勤務中、食事指導で具体的なメニューや調理法を伝える必要性を感じ、退職後、3年間の料理経験を積む。現在は、子どもから大人まで家族みんながおいしく食べられるレシピや栄養情報を、誌面やウェブで発信。商品開発なども手掛ける。

 

きのこは“菌そのもの”、だから「きのこで菌活」がすごくいい!

 
—— 編集部:「きのこらぼ」では、これまでも「きのこで菌活」をみなさんにおすすめしてきました。今回は新年のスタートということもあり、あらためてその効果を教えていただけますか?

—— 磯 村:「菌活」は、今やブームになっていますよね。菌活とは、カラダにいい「菌」を積極的に食べることで、キレイや健康を手に入れて、いきいきとした暮らしを目指すことです。

—— 編集部:菌を使った食品には、納豆、ヨーグルト、味噌などいろいろありますよね。

—— 磯 村:はい、菌の種類は実にさまざまなんです。乳酸菌、納豆菌、麹菌など、食材を美味しく発酵させるものは有名ですよね。一方で「きのこ」は、丸ごと菌でできた、唯一の食品です。菌100%なので、余分なカロリーを摂ることなく、「カラダにいい菌だけ」をダイレクトに摂取できます。つまり、菌を含む食材の中でも特に菌のチカラを最大限に生かせ、手軽に取り入れやすいのが「きのこ」なのです。

—— 編集部:きのこは、やっぱり菌活食材の王様なんですね! きのこを食生活に取り入れる「きのこで菌活」の効果効能にはどんなことがあるか、おさらいをさせていただいてもよろしいでしょうか。

—— 磯 村:まず、きのこで菌活の効果の一つには、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることがあります。腸内で善玉菌が増えると、免疫力が高まったり、食べ物の消化・吸収が促進されたりと、カラダにいいことがいっぱいあります。特にきのこは、善玉菌の栄養になる食物繊維がたっぷり含まれているので、整腸効果が高いんです。また、きのこは栄養素を豊富に含んでいて、その中には「美肌」や「リラックス」などへの効果が期待できるものもあります。毎日を元気に過ごすためにも、きのこで菌活は欠かせません。

—— 編集部:様々な効能を持つ“きのこ”の効果はやっぱり侮れないですね。

—— 磯 村:そのとおりです。特に腸は美容と健康の要と言いますが、「きのこで菌活」を続けることで腸内環境が整うことによるメリットは沢山あるんです!それについても詳しくお話していきますね。

 

毎日の習慣、「きのこで菌活」のうれしいメリット

—— 編集部:「きのこで菌活」で、腸内環境が整うと具体的にどんないいことがあるんですか?

—— 磯 村:まず、「きのこで菌活」の最大の魅力は体の中からキレイになれるということです。その効果は様々な変化となって現れますが、まずは多くの方が悩んでいる「便秘」に効果があります。きのこには、便のカサを増やして腸内を刺激する不溶性の食物繊維が多く含まれているので、お通じがよくなります。食物繊維は最近では第6の栄養素と呼ばれているほど重要なんですよ。

—— 編集部:便秘は万病のもとといいますから、その改善や予防ができるのはやっぱりうれしいですね。

—— 磯 村:また、美肌効果も見逃せないポイントでしたよね。腸内環境が整うことで肌荒れが改善するだけでなく、エネルギー代謝を助け、お肌の生まれ変わりに役立つビタミンB群もきのこには豊富です。また、お肌の潤いを保つβカロテンが含まれる緑黄色野菜と組み合わせれば、乾燥に負けない美肌を実現できますね。

—— 編集部:緑黄色野菜というと、ニンジンやカボチャなど、冬においしいものにも多いですよね。楽しく・美味しく食べることができると続けやすいように思います。

—— 磯 村:冬の時期に嬉しいあったかレシピも多くありますし、料理のレパートリーには困らないですね。また「きのこで菌活」は「冷えの改善」にもいいんです。腸を整えれば、巡りがよくなってカラダがあたたまります。11月の菌活コラムでも取り上げていましたが、冷えは内臓の動きを鈍くしたり、代謝が下がったりする原因となるんです。食事を摂るときは、最初にスープなどあたたかいお料理できのこをいただけば、効果抜群ですよ。人参などの根菜は体をあたためる効果もあるので、きのこで菌活効果をさらに高めてくれるんです。

—— 編集部:本当にいいことがいっぱいですね。最後に、菌活の具体的な方法やポイントを教えていただけますか?

—— 磯 村:何よりも「続けること」が大切です。菌は1度摂り入れたら「終わり」ではありません。身体は毎日摂取と排泄を繰り返していますので、菌活の最大のポイントはきのこを継続的に摂り入れることなのです。きのこは、いつでも手に入り手軽に続けられるので、無理のない範囲で毎日の「きのこで菌活」を実践してみましょう!

 

おすすめレシピ

寒い朝の朝食におすすめの ”あったか菌活”美肌メニュー

 

【次週のテーマは「ダイエット」、なんと磯村先生がすすめる方法は「食べること」。今年こそは……と思っている人は必見ですよ!】